
春季永代経法要をお勤めしました
お彼岸に先立ち、春季永代経法要をお勤めしました。
おみのりを伝えてくださったご先祖を偲びつつ、お釈迦さまがお説きくださった御教えが永代に続くようにと営まれる法要です。その尊い御教えをご自身が聞き受け、そして周りの人々にも伝えていきたいものです。
3月8日(土)午後1時から 養泉寺本堂にて
読経後御法話 講師 藤本真教師(茨城東組常教寺)
お斎のふるまい 8日午前11時から 庫裡広間にて
法要前の3月5日に1斗5升の餅米をとぎ水につけておき、6日にその餅米をふかしてついて、丸餅を作ります。6日はそのお餅を本堂に果物や菓子とともにお飾りします。連日お手伝いの来てくださる方々のお蔭様で、法要の準備が整いました。
当日は朝早くから婦人会の地区当番の皆様方がお斎(昼食)を作ってくださいました。ちらし寿司、かぶの梅しそ和え、ニラの胡麻和え、手作りこんにゃくのわさび醤油和え、どれもとても美味しく、ありがたくいただきました。
読経後は、茨城東組常教寺の藤本真教師に御法話いただきました。身近な話題から味わい深い御法話を賜り、参拝の皆様感じ入って帰っていかれました。
途中雪がちらつきましたが、ひどい降りにはならずにすみました。寒い中お参りくださった皆様、誠にありがとうございました。また、法要に際し事前にお手伝いくださった皆様、御懇志のお気持ちを寄せてくださくださった方々、深く感謝申し上げます。

元旦に修正会(しゅうしょうえ)をお勤めしました。
2025年新年あけましておめでとうございます。
元旦午前10時半から、本堂で修正会(しゅうしょうえ:新年の法会)をお勤めしました。正信偈を読経後、副住職から年頭法話がありました。参拝の皆様と共に阿弥陀様の御前で共に新年を迎えられたことを喜びあいました。
法会後は庫裡広間で供配酒、甘酒、ふろふき大根、みかん、お菓子などいただきながら、和やかに懇親しました。
今年も皆様とともに養泉寺を盛り上げていけたらと思います。お力添え、お導きのほど、どうかよろしくお願い申し上げます。


報恩講法要をお勤めしました
親鸞聖人の御遺徳に感謝する報恩講法要を11月8日午後1時からお勤めしました。浄土真宗のお寺では一年を通して最も大切な法要です。
今年は報恩講法要のときだけのお供え餅を5年ぶりに作りました。十円玉くらいの小さな丸餅を串に刺して形つくり赤や緑、黄色の色をつけていきます。手間と時間がかかるのでコロナの期間は控えていました。作れる人も高齢になり心配しましたが、引き継がれてきたものが継承され繋がり、感慨深く思いました。
法要当日は、早朝から集まってくださった婦人会の皆さまのおかげさまで、お斎のふるまいもできました。
読経後は、栃木南組行泉寺 大巴德龍師からありがたい御法話をいただきました。
準備にご協力くださった方々、お参りくださった皆様、本当にありがとうございました。

「お寺でカレーを食べてきもだめし!」多くの参加がありました
今年も多くの子どもたちが集まってくれました。参加者、スタッフ総勢57名。今年は去年よりコースを広げました!
本堂で読経、仏さまのお話。きもだめしの説明をした後、2班に分かれて誰と回るか、スタンダードコースを回るかチャレンジコースを回るか、どの順番で回るか、を決めます。
庫裡広間でカレーライスとスイカ(社会復帰促進センター刑務所から)をいただき、ちょっと怖い絵本の読み語り。
外が暗くなってきたらいよいよお墓できもだめし!順番に出発していきます。皆にぎやかに回っていました。
後で聞いたら○○(ネタばらしになるから内緒)がおもしろかった、怖かった、びっくりしたー、と、それぞれに教えてくれました。
もう1回回りたい!という子たちは、本堂で解散した後、スタッフがいなくなったお墓を再度回っていました。
参加してくれた子どもたち、保護者の方々、ありがとうございました。
そして、話し合いを重ねて準備しもりあげてくれたきもだめしスタッフ、大量のカレーライスを作ってスイカを切って出してくれた厨房スタッフ、本当にありがとうございました。

わくわく子ども会、はじめました。
昨年から、養泉寺では子どものための集い「わくわく子ども会」を開催しています。
お寺で楽しみながら仏さまのお話を聞いたり、いろんな見方があっていいんだ!と気づくきっかけになればと思っています。
4月にはお釈迦さまのお誕生を祝う「花まつり」を行いました。
8月には「お寺でカレーを食べてきもだめし」を開催します。
子どもたちにとって、また かつて子どもだった皆にとって、
お寺が身近で親しみやすいところになればいいな、と思っています。


法要やご法事、今こそ機縁に
自分や周囲の大事な方々を守るため、そして社会全体のために、大人数の集会や飲食を伴う会合が自粛されています。不要不急の外出は控える勧告も出されました。そのような中ですが、永代経法要や報恩講法要、お盆法会などお寺の主な法要行事は中止にせず、縮小しながらもお勤めしています。
いつ何が起こるかわからない私たちです。いのちのありようを見つめる機会を途切れさせない、お法(みの)りを聞くことはこのような状況下でも決して不要な事ではなく、むしろこのような不安な状況だからこそお聴聞の機会を持っていただきたい。そのような思いで法要をお勤めしています。。どうかご理解いだき、今後ともご協力賜りたくたく存じます。
年忌のご法事についても各ご家庭で思案なさることと思います。昨年はコロナ下のため見合わせた、という方もいらっしゃいます。肝心なのは仏さまのお法りに遇うご縁をもうけていただくことです。命日までにご法事ができるに越したことはありませんが、諸事情により日が過ぎてしまっていても差し支えありません。親戚を呼べなくても、少人数でも、故人からのお導きを大切に、いのちをみつめる機縁を繋いでいただきたく存じます。先が読めない中で予定を組むことも懸念されます。状況をみての延期や日程変更も可能なかぎり対応いたします。お気軽にご相談ください。
「喪失と向き合う(グリーフケア)」ならびに 「コロナ下における喪失 」について
喪失による感情や反応、回復へのプロセスを知っておくことは、自身のケアになり、周りの方々への理解やサポートにもなります。
大切な人を失うことによって生じる感情や反応をグリーフと言います。グリーフは、悲しみ、やりきれなさ、後悔、怒り、安心(もう故人が痛みに苦しまなくていい、苦しむ姿を見なくていい など)、無感動(あまりに辛い経験をしたとき心が動かない、閉ざしてしまう) など、人によってさまざまです。そして、その影響は睡眠障害や頭痛、腹痛、倦怠感、過活動(動いていることで保っている)、孤独感、生きる意味の喪失や模索 など、多岐にわたります。
また、今日のコロナ下のなか、皆さんが失ったものもさまざまにあるでしょう。日常、安全や安心、職、自由、試合や大会などの行事、など。その影響も各々あるかと思います。これまでにない状況にいる私たちです。不安や不満、やりきれなさなどを抱えていらっしゃる方も多いと思います。コロナ下における喪失や葬儀について、みつめます。
詳しくは、「お知らせ」欄に
『喪失と向き合う、グリーフケアについて』および『コロナ下における喪失、葬儀について』を掲載しました。